Fog of Worldの代わりになる6つのアプリ:行った場所を地図に残す
Fog of Worldは、フォグ・オブ・ウォー型の旅の地図アプリの元祖です。最初は世界全体が霧に覆われていて、行った場所から霧が晴れていきます。2012年から続く有料アプリです。無料のアプリがいい、通りを一本ずつ記録したい、友だちと競いたいという人には、ここで紹介する6つのアプリのほうが合うかもしれません。
StreetPainterは私たちが作っているアプリなので、最初に載せて「自社アプリ」と表示しています。Fog of Worldとほかのアプリについての情報はすべて、各アプリのGoogle Playの掲載ページ、App Storeのページ、公式サイトをもとにしており、2026年10月3日に確認しました。Fog of Worldの情報源はGoogle Playの掲載ページとfogofworld.appです。
同じ散歩、三通りの地図
機能を比べる前に、それぞれのアプリが何をもって「行った」と数えるのかを確かめておきましょう。同じ通りを同じように歩いても、できあがる地図はまったく違います。
エリアの霧
移動すると、自分を中心にした円の範囲で霧が晴れます。通りのそばを通るだけで十分です。
Fog of World、Fogbreaker
塗られた通り
歩いた通りの区間だけが塗られます。隣の通りは暗いままです。
StreetPainter、CityWalker、CityStrides、Wandrer
地図のマス目
地図は決まったマス目に区切られています。マスのどこか一部に触れれば、そのマス全体が数えられます。
Squadrats
Every Single Street:向いているアプリ
Every Single Streetは、ひとつの街のすべての通りを走るか歩いて回るチャレンジです。Stravaによるチャレンジの解説によると、ウルトラランナーのRickey Gates(リッキー・ゲイツ)が2018年の秋にサンフランシスコで始め、46日間で1,770km以上(1,100マイル)の通りを回りました。その後、多くのランナーやウォーカーがそれぞれの街で挑戦しており、#everystreetのタグがよく使われています。
この目標には、通りを一本ずつ数えるアプリが必要です。エリアの霧やマス目の方式では、近くを通っただけの通りも済んだことになるので、まだ残っている通りがどれかはわかりません。
- StreetPainter
- 散歩をアプリ自体で記録し、歩くそばから通りの区間を塗っていきます。まだ暗いままの通りが散歩中にわかります。
- CityWalker
- 市ごとに通りのカバレッジを表示し、まだ歩いていない通りを通るルートを作ります。
- CityStrides
- この目標のために作られたサービスです。Strava、Garminなどのトラッカーの記録から、市ごとに踏破した通りを数えます。
- Wandrer
- 一度も通ったことのない道の距離をスコアにします。Stravaの解説では、まだ回っていない通りを探す方法として紹介されています。
StreetPainter
自社アプリこんな人におすすめ: 歩いた通りをすべて塗り、ミッションや友だちと楽しみたい人。
StreetPainterはスマホのGPSで散歩を記録し、その軌跡をOpenStreetMapの通りに合わせて、実際に通った区間を塗ります。近くを通っただけの通りは暗いままです。距離は市、地域、国ごとに積み上がっていきます。
地図の上には、ミッション、XPとレベル、発見ポイント、友だち、ランキングがあります。徒歩、自転車、車のモードにはそれぞれ速度の上限があるので、車での移動が散歩として数えられることはありません。散歩のあとは、通りがもう一度塗られていくリプレイを見られます。
- 対応環境
- Android。iPhone版はウェイトリスト受付中
- 記録方法
- アプリのGPSでリアルタイムに記録
- 地図に残るもの
- 通り。市、地域、国ごとの距離(km)
- 料金
- 無料、広告なし。プレミアムは任意のサブスクリプション
得意なこと
- 周りの円の範囲ではなく、歩いた通りそのものを塗る
- ミッション、レベル、発見ポイントで毎回の散歩に目標ができる
- 通りが塗られていく様子を散歩のリプレイで見られ、GIFで共有できる
- 友だちとランキング。友だちのルートは無料で自分の地図に表示される
- 通りを塗ること、ミッション、ランキングは無料で、広告もない
注意点
- 今のところAndroidのみ
- 過去の記録は取り込めない。数えられるのはアプリで記録した散歩だけ

Fogbreaker
こんな人におすすめ: レベルと歩数目標がついた、ダウンロード無料の霧タイプの地図がほしい人。
FogbreakerはFog of Worldの考え方にいちばん近いアプリです。自分の周りの一定の範囲で霧を晴らし、国、地域、市、近所をそれぞれどれだけ開いたかを表示します。歩数計としても使えます。
XP、ランク、レベルが上がるにつれて、霧が晴れる範囲が広がっていきます。使い切りのアイテム、友だちランキング、1日の歩数目標もあります。
- 対応環境
- Android、iPhone
- 記録方法
- アプリのGPSと歩数計測
- 地図に残るもの
- エリアの霧。近所単位まで%で表示
- 料金
- 無料。広告とアプリ内課金あり
得意なこと
- 同じフォグ・オブ・ウォーの考え方で、無料で始められる
- レベルによって地図の開ける範囲が変わる
- 友だちランキングと1日の歩数目標
注意点
- 通りは塗らない。周りのエリアを晴らす方式なので、どの通りを歩いたかはわからない
- Google Playでは広告とアプリ内課金ありと表示されている
2026年10月3日にGoogle Playとfog-breaker.comで確認しました。
CityWalker
こんな人におすすめ: 通りのカバレッジを無料で見たい人、昔のGPXファイルを取り込みたい人。
CityWalkerはOpenStreetMapをもとに通り単位のカバレッジを作り、市と地域ごとに割合を表示します。記録はアプリのGPSで行い、Strava、Garmin、KomootのGPXファイルも取り込めます。
ルートプランナーがまだ歩いていない通りへ案内してくれるほか、通りを手動で済みにすることもできます。
- 対応環境
- Android、iPhone
- 記録方法
- アプリのGPS。GPXの取り込みも可
- 地図に残るもの
- 通り。市と地域ごとに%で表示
- 料金
- 無料、広告なし
得意なこと
- 通り単位のカバレッジが無料で、広告もない
- GPXファイルから過去の記録を取り込める
- まだ歩いていない通りを通るルートを作れる
注意点
- ゲーム要素はない。レベルもミッションも友だちもなし
- 旅行よりも、一度にひとつの街を回ることを前提にした作り
2026年10月3日にGoogle Playとcitywalker.appで確認しました。
CityStrides
こんな人におすすめ: すでにすべてをStravaやGarminに記録しているランナーやウォーカー。
CityStridesはスマホアプリではなくウェブサイトです。Strava、Garmin、Polar、Coros、Suuntoなどのトラッカーからアクティビティを取り込み、市ごとにOpenStreetMapの通りをいくつ踏破したかを数えます。
ランキング、バッジ、これまでの全記録をまとめたLifeMapは無料です。チャレンジとルート機能は有料のSupporterプランで使えます。
- 対応環境
- ウェブ
- 記録方法
- Strava、Garminなどから取り込み
- 地図に残るもの
- 通り。市ごとの踏破状況
- 料金
- 無料。有料のSupporterプランあり
得意なこと
- 多くのトラッカーの全履歴を使える
- 大きなコミュニティと市ごとのランキング
注意点
- スマホアプリはない。散歩はStrava、Garminなどのトラッカーで記録する必要がある
- 進み具合が反映されるのはアクティビティの同期後で、散歩中にはわからない
2026年10月3日にcitystrides.comと料金ページで確認しました。
Wandrer
こんな人におすすめ: 新しい道を走るたびにポイントがほしいサイクリスト。
WandrerはStrava、Garmin、RideWithGPSからライドやランを同期し、一度も通ったことのない道で進んだ距離を、町から国までの単位でスコアにします。
実績、ランキング、月間と年間のチャレンジがあります。ブラウザで使うサービスで、Hammerhead Karooのサイクルコンピューター向けアプリもあります。iPhoneアプリはTestFlightでベータ版が公開されていて、Wandrerの2026年4月のアップデートで発表されました。
- 対応環境
- ウェブ。iPhoneアプリはベータ版
- 記録方法
- Strava、Garmin、RideWithGPSから取り込み
- 地図に残るもの
- 新しい道の距離。町から国まで
- 料金
- 無料。有料サブスクリプションあり
得意なこと
- 長距離と自転車向けに作られている
- サイクルコンピューターで使える
注意点
- Androidアプリはない
- iPhoneアプリはまだベータ版
2026年10月3日にwandrer.earthと2026年4月のアップデート告知で確認しました。
Squadrats
こんな人におすすめ: 通りではなく地図のマス目を集めたい人。
Squadratsは地図を決まったマス目に区切ります。通ったマスはすべて数えられ、1マスを64に分けた小さなsquadratinhosもあるので、近所を細かく回るほど報われます。
アクティビティの多くはStravaから取り込まれますが、アプリで独自に遠征を記録することもできます。順位表と、すき間なく埋めたマスの最大のかたまりであるübersquadratで、ほかの人と競えます。
- 対応環境
- Android、iPhone、ウェブ
- 記録方法
- Stravaと同期。アプリ内でも記録可
- 地図に残るもの
- グリッドのマス。地域から旅行の規模まで
- 料金
- 無料。有料のProプランあり
得意なこと
- Android、iPhone、ウェブで使える
- Stravaの履歴を活かせる
注意点
- 通りではなくマス目。角をかすめただけでもマス全体が数えられる
- ほぼStrava前提の作り
2026年10月3日にGoogle PlayとApp Storeで確認しました。
情報が古くなっている箇所があれば、contact@streetpainterapp.comまでお知らせください。修正します。